息もつかずに語りたい

2011デビュー以降のキスマイについて息もつかずに朝まで話していたいだけ

最高の夏にしようぜ

大阪から最寄りまで帰ってきた。軽い喪失感。夏は終わったのか?違う、始まったばかり。

去年、大阪の3公演帰ってきた時には喪失感なかった記憶。グダグダの初日から修正があった2日目、3日目と見ても、藤ヶ谷くんが元気かどうかを確認する以上のモチベーションが生まれなかった。ついには翌々週の福岡のチケットを譲ろうかと模索した。(実際そんなやりとりもした)結局は福岡に飛び、福岡2日目から自分はようやくワールドを楽しむことができた。

(今の気持ちを表現するのに去年と比較するのも陳腐だけど、何かと対比した方が価値とか大きさとかわかりやすくなるのと同じことです。)

水の事故からのダブルアンコ無し、俺たちコール無しをおいといてもあっさりしたコンサートと思った初日。2日目は幾つかの修正点があり、格段に良くなりました。

冒頭の本人達の映像に合わせたスクリーム、結局これは生なの?録音なの?どなたか教えてください。
これは高まる。コンサートへの期待が上がる。(藤ヶ谷くんのシャワーシーンはまた別として、いや別ではない大切)シャワーシーンを選んだ方、ありがとうございます。

仮面をつけてローラーでの登場は何回見ても素敵です。(自分はデビュードーム以前は行ったことないんですが)ローラー登場初めてではないか。カッコよかった。カッコ良すぎた。2日目からは双眼鏡で藤ヶ谷くんを追いかけるというデフォルト行為に耽るわけだが、初日はえ?ダミーじゃないよね?誰?どこ?と。

リード曲へ。メインステ上方からの登場。間奏で降りてきてメインステでダンス。カラフルなメンバーカラー衣装へ。YesのMV衣装を思わせるデザイン。(ひとつ言わせて。リード曲はテレビサイズではなくフルサイズで演出してください、来年以降お願いします北山さん。アルバム曲はフルで見たいのです)
アルバム2曲目へ。「垢抜けてる歌」と思っていたけど、口笛を表現する手振りにやられました…。間奏部分ステップ踏みながらメインステに拡がるのが好き。
この辺りから新しいキスマイ!という思いが強くなっていった。

コンサート参加しながら何回も繰り返し「新しいキスマイ」と念じていた次第です。新しいキスマイ、キスマイが変わろうとしている、と。

Gravity、KISS魂(北山くんは魂を口にすることは断念したのか?)思わずヒロミツ〜と言いたくなる。
例年ならエビバなどシングルメドレーくるとこでキスウマ。スクリーマーズ達とのコラボがPSYCOにキュート。
メンバーのキス顔の代わりにスクリーマーズのお人形がキス顔をしてメンバーとキスする感じ?だったかな。考えた人天才。
メンカラジャケットから自分お気に入りのノースリに着替えるのがこの辺りかしら。ローラーでの最君。既視感、と思ったらFNSですね。たいちゃんのおおーで初日のみ横尾さんのエアマイク。

ここからソロコーナーその1。
ソロMV見ていない(朝の情報番組は見ていた)自分でも楽しめました。藤ヶ谷くんのは映像とのシンクロ。その数日前にソロ曲の解釈について友人とやり取りをしていたんだが、まさしく彼女の解釈通り、そしてエンディング。単純にまた許されない恋の歌か?と思っていた自分は思慮が浅かった。

ソロ曲の感想をまとめて。
ワッター弁当。衣装の色が横尾さんとJr逆の方がいいのにな。
ジョッシー松村。ふっか…。歌舞伎のおまるちゃんも良かったけどまたしてもふっかにやられました。
ALIVE。twitterでペンラ白運動が起きた。ムーブメント自体は理解できないところあるけど、結果として白の世界は綺麗です。自分も便乗しました。
北山さんのは演出も衣装もストレートで。こういうの待ってた。
宮田くんのはメンバー参加、京セラ限定だろうけど関ジュ参加なのも良い。
千賀さんのは二階堂さんがもってっちゃったか?それをいうならワッター弁当でも千賀さんもってったし。MV見なくても楽しめたけど、見ていったらより楽しいと思う。

本編はWANTED。
トリコロール衣装。2日目から追加された北山くんから藤ヶ谷くんへのパスが良い。
「かわいい子を探しに行こうかな?そのためには変装しなくちゃ。うーんイマイチ。こんな時は藤ヶ谷さん!」かなりニュアンス。
藤ヶ谷くんが親子席に行きちびっこと可愛らしいやりとりをします。

復活のシェケ。また振り付けが変わっていた。自分は初代のガニ股、もっと言うとバカレアチームが少クラで演った時の振り付けが好きです。メンバーはこの曲の振り付けいじるの好きなのかな。

バクステでの狼さん。誰を見ていいのか困る。と言いつつ藤ヶ谷さんロックオンでした。名古屋以降は満遍なく見たい。

MCからの夕空。
ソロパート2、からの問題のみかんネット衣装。
いやあ、自分はあの衣装好きです。よくぞ作ったというか。格差というか区別なし。色合いも独特。その衣装とローラーで新曲2曲。どちらもやたら爽やか。そしてメインステに戻ってのフラミンゴ。この曲は視聴の時から好きだな、と思っていた。パンフ見て知ったけどフラミンゴって炎という意味もあるのですね。炎カラーの衣装と鳥カゴとあのマイクの蔓部分を屈指したパフォーマンス。素晴らしい。大人のエンターテイメント。あのパフォーマンスにあの衣装以外の選択肢はない。テルミーワイやツバサ、ifとスタンドマイクパフォーマンスは今までもうっとりでしたがまた新しいうっとりが増えました。曲終わりの二階堂さんのソロダンス、曲調に合わせた滴る水滴のような映像。素晴らしい。新しい、大人のキスマイ。
(最後のフェイクどうして藤ヶ谷くんではないの?と該当担としては思うところですが)息を呑む、というか息つくのも忘れる。

あんせいについてはアルバムで聴いても印象なかったので。もはや北山くんのインディアン帽しか記憶にない。あの歌2人で演る意味?とか考えちゃうので。そっとしておきます。


太鼓パフォーマンスからの大円団パートへ。太鼓からのPSYCO。自分は好きです。衣装も良い。夏に毛皮かよ?というツッコミはあるよ。バクステへ移動して曲の最後の刀シャキーンの音に合わせた藤ヶ谷くんのパフォーマンス、PSYCO。
前回も書いたがブラホワみたいな衣装と思ってたらブラホワ。ここは疑問点しかない。

去年のエタマイはグッーとでもスノドでもパフォーマンスらしいパフォーマンスはなかった(サークル乗ったり、アーム乗ったり)
一昨年のTAKE OVERはドームでこそバギー使った見せ場だけどアリーナ会場ではトロッコ曲。
だからパフォーマンス見せるのは納得する。しかし、ブラホワは白い毛皮衣装でのパフォーマンスがある。一度完成させた楽曲をなぜそのまま焼き直すのか?
れりばんやららすらばやらお披露目したことのないカップリング曲を完成させてもいいのではないか?
ブラホワの選曲は自分にとっては唯一無二の瑕疵なのである。

白いヒラヒラ衣装でのNOVELそしてRe:。去年のような手つなぎ強要なく、あっさりとした演出で自分は満足。
いつもと違うメンバー同士の組み合わせが萌え。

本編終了、アンコールへ。
初日はこの辺りから問題作へとなっていくのだが。

改めて振り返る。
やっちゃったを棚ぼたに変更し、順番も変えたことで4人がスタート時からフロートに乗ることができる。
エビバ、しーはー、キミセキ。去年までのような省略ではなくテレビサイズで歌う。
そしてアイスクリームナイッ。
この曲が今回の要なのですね。
アンコールで7人揃ってファンサなしのパフォーマンス、初めてではないか?
水の演出は初日のゲリラ豪雨から修正。
すっきりとでも魅せる豪雨に変わっていた。
夏の夜にぴったりの音楽とステップ。新しいキスマイ。
しつこいけど新しいキスマイなんだ。
オリバーストーンのドアーズを思い出させる終わらない夜の再現(自分的注釈。夏の夜を表現した最高傑作がこの映画)なんて新しくてカッコいいんだ。
2日目、軌道修正に成功したキスマイにはもう大喜利もダブルアンコールも必要ない、と思えた。

初日の帰り道。もやもやしながらでも頭の中はアイスクリームナイッがずっとずっと流れていた。2日目さめない夢の中みたいな帰り道でも頭の中はずっとアイスクリームナイッ。

問題作から傑作へ。どうしたキスマイ?ありがとうキスマイ。キスマイ好きだよ、大好き。

5周年ではありますが、歴史をなぞるのではなくアルバム引っさげて新しい表現を体現した。変化を見せることでこれからも進化成長していくであろう姿を見せてくれた。
でも北山くん、最後の挨拶で「5周年」と口にするなら挨拶をもう少しがんばってほしいな。

幾つか注文つけてしまいましたが。

今年の夏はPSYCOだから。夏が終わらないことだけを祈りたい。終わらない夏、2016にしよう。最高の夏にしようぜ。